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第1回栽培セミナー(前回のつづき)
- 2019/03/16(Sat) -
前回の続き、セミナーの第2部になります。
第2部は「ブドウ栽培における勘所」というテーマ、講師は福島県農業果樹研究所 所長の永山宏一氏。
講師永山氏0310
(セミナー配布物より)

お話の内容は以下の通りです。
1.部位ごとの名前を覚えましょう
2.樹の仕立て法の名前を覚えましょう
3.何故、主枝や結果母枝を誘引するのか
4.何故、芽かきをするのか
5.何故、摘心するのか
6.何故、摘房するのか
7.何故、防寒資材を巻くのか
8.何故、農薬を散布するのか

ドラ左エ門の理解の範疇ですのでその点ご理解くださいね。
1.部位ごとの名前を覚えましょう
*名前が判らないと作業の指示が出ても何をしたらよいか判らない
*そして作業内容が理解できないと、作業している人が面白くない

2.樹の仕立て法の名前を覚えましょう
(仕立てっていうのが今一つピントこないんで調べてみました。「作り上げること」っていうことなんで、なーんとなく判ったような)
*長梢仕立て、短梢仕立てがある(イメージ 富士通マーケティングさんのHPです)
*短梢仕立ては、剪定が簡単。果実の成熟が遅れがち。着果しにくい。

3.何故、主枝や結果母枝を誘引するのか
*母枝が立っていると先端の梢が良く伸びる。結果梢の長さが揃わない。
*横に寝かすことで伸びをそろえ、作業効率UP
*太陽光も効率的に利用できる

4.何故、芽かきをするのか
*勢いが良すぎる梢を芽かきして、新梢の勢いを揃える
*結果、たくさんの新梢が光に当たる。風通しが良くなり病害防止。
*根に大きな負担がかからないようにする

5.何故、摘心するのか
*葉や弦に回ってた養分を房に回すことで、着果不良防止
*果実に多くの糖分を蓄える
*新梢の充実をはかる

6.何故、摘房するのか
*果実の糖度の蓄積と肥大促進
 大きすぎる房は水分ばかりで甘くない→スーパーでぶどうを買うとき、大きいの選んでませんか?
*樹の負担を減らし、根の育成と貯蔵養分の蓄積を助ける

7.何故、防寒資材を巻くのか
*厳冬期のブドウは-20~-15℃に耐えるが、気象要因・樹体要因によっては凍害が発生
 いったん暖かくなって樹の活動が始まった後、また寒くなった時など
 幼木は寒さに弱く、樹齢とともに耐寒は増加するが、実をつけすぎた場合などは凍害が出やすい

8.何故、農薬を散布するのか
*病気や害虫対策として散布
*病害虫発生原因、①病原菌・害虫が存在する ②環境条件 ③かかりやすさ・被害の受けやすさ
 3つの原因の一つを取り除くか、それぞれの要因を小さくすることで、被害を発生させない、もしくは問題ない程度に抑制
*耕種的防除法 病原菌は結果母枝・切り残した穂梗・巻きひげ内部に潜伏→秋冬期に除去

永山所長、ありがとうございました。

そして応援団ができたようです。
その名もグロウィングクラブ。
ドラ左エ門が中途半端なことを言って、読んだ方が誤解してはまずいんで、かわうちワインさんのホームページにリンクしておきます。入会希望の方もコチラかたら手続きできますよ。
 かわうちワイン株式会社 グロウィング倶楽部

最後に社長の高木さんより、2018年度の活動結果と今後についてお話がありました。
2018年の収穫は100kg程度だったようです。研究用の醸造免許でワインを作ったので、一部の方を除き試飲していません。が中々の出来とのこと。
そして2019年は10トンの収穫見込みだそうです。
今年はいよいよ醸造にチャレンジしていくそうです。

どんなワインができるんだか、楽しみですね。
 
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第1回栽培セミナー
- 2019/03/10(Sun) -
3月9日(土)、いわなの郷体験交流館で、ワイン用ブドウの栽培セミナーが開催されたんで、参加してきました。
内容は以下の通りです。
アジェンダ0310
(セミナー配布物より)

かわうちワインの社長、高木さんのご挨拶で始まって、ノワロー ジョンパスカル氏、永山宏一氏の講演という内容。
今日はそちらのご報告です。

ジョンパスカル氏はフランスの方、
講師ノワロー氏0310
(セミナー配布物より)
元フランスソムリエ協会会長って相当すごい経歴ですよね。

講演については配布資料無し、スクリーンは英語、講演は通訳なんで、必死にメモ取りしましたけど不正確な部分もあると思いますがご容赦ください。
また通訳を介してるんで、どうしてもメモが途切れ途切れになっちゃいました。箇条書きでのご報告とさせてください。
【フランスワインの歴史】
*フランスでのワインの始まりは紀元前600年にギリシア人がマルセイユで栽培したもの
*紀元前200年にはローマ人がプロバンス・ローヌ・南西地方でワイン文化を根付かせた
*醸造方法ピジャージュや運搬方法はローマ人が広げた
*ローマ人は保管方法や管理にもたけていた
*現在は政府が行っているワインの格付けもローマ人が実施、ワイン文化が広がっていく
*フランス国内でワインが広がったのは修道院による

【フランスワインの位置づけ】
*現代のフランスのワイン生産
 面積 785000ha(世界第3位)、量 430万立方メートル(世界第2位)=世界生産の16%
*年間消費量
 フランス人 45リットル/人、日本人 3リットル/人
*金額ベースの輸出では世界第1位で、日本は輸出先として第6番目

【経済との結びつき】
*スペインから大量のワインが入ってきて社会問題化
*金額ベースでのフランスの最大の産業は航空機産業で、ワイン産業は2番目
*ワインの格付けシステムであるアペラシオンは、世界中で評価が高い
*フランスでは国土のいたるところにワイナリーがある(ex.ボルドー、シャンパーニュ)

【フランスの日常】
*生産者の数は4万
*ワインはとても文化的な飲み物で、日常に結びついたお酒
*赤ワインはキリストの血としてミサにも
*食事の時にお祈りする家庭では、必ずワインがあった
*食事にワインをプラスすることで、食事とワイン両方の価値がUP
*料理人も、どんなワインが良いかマッチングを考えながらメニューを作る(ex.貴腐ワインにはブルーチーズ)
 →文化として根付いている
*驚いたことにその土地の人はその土地のワインしか飲まない
 →土地の料理に一番合っているのは土地のワイン

【文化的意見】
*アペラシオンは非常に優れたシステムだが、それゆえに規制が厳しい
 若い人の中には自分の欲するワインを作るため、あえてアペラシオンの規制に外れる方法をとることも
*その土地土地で修道士が、土地にあったワインを作った
*テロワールは、その地の気候、天候、土壌、ブドウ品種、歴史、代々の生産者などからなる
*それゆえに真似をしようとしても同じものができない、自分たちだけのワインができる
*ワイン作りは情熱がないとできない
 ある生産者の言葉:収穫が近づくと夜も眠れない 夜中でも味見しに行く→最適な収穫時期を逃さないという情熱
 別の生産者:自分が見せられたマイナーな品種を懸命に作っている(格付けはどうでもよい)
 別の生産者:良い畑を持っているにもかかわらず格付けの対象にならない品種を生産
*オーガニックワインが流行しているが、生産者は流行だから生産してるのではない 気候変動などを考えた新たな生産
 そこにはテロワールを守るという考えがある
*30年ほど前からワインビジネスという考え方が発生
*アメリカ人によるもので、単一品種のワインや飲み口が良いワイン、樽で熟成する代わりにチップで風味を付けたワイン等、万人向けのワイン
*これらの人工的ワインはその土地土地で作られたものではない

*川内のぶどう畑を拝見した
*フランスの畑を思い出す、素晴らしい土地
*皆さんの情熱も感じられる
*これで良いワインができないはずがない
*”はやり”に乗らずに、時間はかかるかが良いワインがいつかできる

ジョンパスカルさん、有難うございました。

ところでここまで約2時間かかりました。
もう限界です。残りは次回にさせてください。
ごめんなさい。
 
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急ピッチ
- 2019/02/17(Sun) -
ひと月ちょっと前に富岡町の様子をご報告したんですが、富岡町は急ピッチで変化が進行中。
今日はその様子をご報告しちゃいます。

まずは移動の足。
富岡町では循環バスが運行してますが本数も少ないし、何より行先が限られちゃう。先日レンタカーがOPENした旨ご報告しましたが、加えてカーシェアが始まりました。
カーシェア0217
実証事業っていう位置づけなんで、いつかは無くなっちゃうんでしょうけど便利ですよね。富岡~浪江間は常磐線が不通なんですが、乗り捨ても可能だそうです。
富岡駅まで電車で、町内の用件はリーフで、っていう事ができるようになりましたね。

富岡駅の海側にあった巨大な白いテント、減容施設の一つですが解体が始まってます。
減容施設解体0217
解体初日の様子。
ユンボが4台見えてるけど、ドラ左エ門が確認した範囲では5台のユンボで一気に解体。

8日後には反対側に到達。
減容施設解体20217
今日ぐらいは建物が無くなってるかもしれませんね。

ここは除染廃棄物のフレコンバックが山になってた仮置き場の一つ。
フレコンバックは無くなって、ユンボがアスファルトをはがしてます。
アスファルトはがし0217
この写真はアスファルトをはがした後の地ならしの様子。

そして減容施設の海側では木杭が一杯。
杭0217
これは防災林のための盛り土とのこと。

解体してた減容施設の横ではすでに盛り土されてます。
盛り土0217

そしてさらに海側、防潮堤のちょっと内側ではボーリング作業が開始。
ボーリング0217
おそらく道路予定地の地質調査ではなかろうかと。

こちらは2015年にご報告したイメージ(再掲)↓
復興計画1025
だんだん近づいてきましたよね。
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東京電力廃炉資料館~その2
- 2019/02/10(Sun) -
昨日の続きになります。
今回は、燃料の取り出しから。

これが燃料取り出し・燃料デブリ取り出しコーナーの入り口部分。
燃料取り出しコーナー0210
各原子炉建屋のパネルの前に、放射性物質の飛散を防止するためのカーバーの模型があるんです。
でもなぜか2号機だけはありませんでした。

これが1号機。
1号機建屋カバー0210
これは放射性物質飛散抑制カバー。現在は役目を終えて解体されました。

3号機。
3号機使用済み燃料取り出し用カバー0210
使用済み燃料取り出し用カバー。プールに保管されてる使用済み燃料を取り出すためのカバー。

4号機。
4号機使用済み燃料取り出し用カバー0210
これも使用済み燃料取り出し用カバー。
3号機は運転中だったけど、4号機は点検中だったため原子炉内には燃料が無く、すべてプールに保管されてた。だから4号機は取り出しが完了。
その他、1号機はガレキ撤去中。2号機は内部状況調査中。3号機は取り出し設備準備中ですね。

そして難関を極める燃料デブリ取り出しのコーナー。
パネルで状況説明(写真は1号機)。
原子炉現状0210

そして現在のステータス。
ステータス0210

その調査に活躍してるのが各号機別に開発されたロボット。
1号機のロボットは折れ曲がる。
1号機調査用ロボット0210
このロボットはパイプを経由して投入され、投入後に展開して”コ”の字に変形して調査を実施。

2号機のロボットは吊り下げ型。
2号機調査用ロボット0210
内部調査用の12cmの穴から吊り下げて調査するタイプ。

3号機のロボットはなんと水中遊泳型。
3号機調査用ロボット0210
3号機は格納容器内の水位が高いため水中にもぐって調査。

そしてどのように運用したかをスクリーンと床に投影して解説してくれます。
1号機を例にすると、スクリーンにはこんな映像。
1号機調査立面0210

そして床はこんな映像。
1号機調査平面0210
つまり横からと上から同時に見てる感じですね。

その他、労働環境改善、廃棄物の処理、研究施設なんかが紹介されてます。
ドラ左エ門の滞在時間は約2時間。これでも結構飛ばしちゃったんで、ぜーんぶ見たら3時間以上必要でしょうね。
新聞を読んだり、ニュースで聞いたりするより、頭に入ったかと思います。

事故無く、順調に廃炉が進んでほしいものです。

追記
展示の切り替えは具体的にはなってないものの、半年程度の見込みだそうです。
廃炉作業に進展があったら、また行ってみようかな?
 
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東京電力廃炉資料館~その1
- 2019/02/09(Sat) -
富岡町にできた東京電力廃炉資料館に行ってきました。
建物0209
場所は国道6号沿い、双葉警察署や”さくらモールとみおか”がある交差点の一角。震災前はエネルギー館ていって発電の仕組み何かを展示してたんだけど、去年リニューアルした所です。

入館すると受付があって係の方が館内の順路などを案内してくれます。
2階が震災当日から原子炉が安定するまで、1回が現在の取り組み状況と今後の計画。

(2階吹き抜けより)
吹き抜け0209

順路に沿って2階に上がると震災発生時刻を表示したな時計のオブジェ。
そしてシアターで事故と対応の説明。
その他、原子力発電の仕組みから、事故発生状況、事故後の対応状況、第一原発原子炉の状況、第二原発が問題なく冷温停止に至った状況などを映像や模型を使って判りやすく展示。
例えばこれは原子炉の壁の模型。
格納容器等模型0209
奥から原子炉建屋の壁、原子炉格納容器、原子炉圧力容器。

そして1階に降りるとまず目に入るのが現在の作業現場をいろんな静止画で紹介してくれるエフ・キューブ。
現場0209

そして現在の状況へ。
作業されてる方々のパネルがあって、汚染水対策。これは模型と画像を融合させた設備が解説しれくれます。
こんな操作パネルがあって
水処理パネル0209

正面には画像。
水対策0209
画像の下には模型があり、画像と模型が連動して説明。

たとえばパネルの地下水バイパスにタッチすると
地下水バイパス0209

正面の画像が切り替わり、画像に合わせて下の模型の色が変わって
作動中10209

さらに水の処理経路が矢印の線で示される仕組み。
作動中20209
つまり地下水バイパスは、原子炉建屋の山側で水をくみ上げ、原子炉に水を近づけないことで汚染水を増やさない対策ですね。

こちらは海側遮水壁/サブドレンのパネルにタッチした時の模型。
作動中30209
とても判りやすいですね。

この後廃炉に向けた工程の説明になるんですが、ちょっと長くなるんで次回にさせてください。
続く
 
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