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川内村訪問記録~その2
- 2014/03/30(Sun) -
せっかく川内村に行ったので、どんなところかご紹介します。

例年であれば、春の彼岸時期にはほとんど雪は溶けている。せいぜい北側の斜面や吹き溜りに残っている程度。ところが今年は「え、これ川内?」といった感じ。3/29には建設予定地の写真を載せたが、他もこんな感じ。

道路の両側には50㎝ほどの残雪
               雪道
夜明け前の田んぼもこの通り
               雪の田んぼ

このせいで家が着工できない。引越は早くて6月末、ヘタすると7月となってしまった。

そして川内は寒い。
霜柱
               霜柱
3月下旬なのに雪が車に積もってる
               雪

でも東京の人間には、今まで経験がない体験をさせてくれる所だ。
日の出
               日の出

ネズミ
これは物語があるので、説明します。
前日の睡眠時間<数時間>で川内まで来て、疲れ果てて寝込んでいるさなか、カミさんに起こされた。「部屋の隅でガサガサ音がする」。とはいっても真夜中でどうしようもない。しばらくするとカミさんが「(鴨居にかけてある)ハンガーが揺れた」という。電気を付けてみるとハンガーに小さなネズミが、固まってへばりついている(赤丸のあたり)。
               ハンガー
さて困った。こんなところに乗っかられても捕まえようがない。大きな袋でもと思うが破って出てくるだろう。部屋の片隅に目をやると、巨大な「電気式ネズミ捕り」があるではないか。コンセントに差し込んで……ブーーーン。この中に納まりました。しかし東京のネズミと違ってスイッチいれても逃げないのには驚きだ。
               掃除機

 
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川内村訪問記録~その1
- 2014/03/29(Sat) -
3月21日からの3連休で川内に行ってきた。
自家用車がないのでレンタカー。いつもは乗用車だが今回はコレ<ニッサンAD>。
              140329_001.jpg


どうせいくなら「途中で薪ストーブの燃料を買っていこう!」ということでADに積める限界、原木10本を積み川内に。
計画では、購入した土地に置いてきて転居後に薪にするつもりだったが、車が敷地に入れない。
理由はコレ。
              140329_004.jpg


2月の大雪がまだ溶けてない。やむなく何とか3本は担いで運んだ。ここで限界。
代案は「切ってから運ぼう。」ということで買ってしまったのがコレ。
              チェンソー


使用前がコレ
              140329_009.jpg

使用後がコレ
              140329_023.jpg

うーんさすが文明の利器。チェーンソーを使ったのは初めてだったが、30分程度で玉切りまで完了。雪の中かついで動かせるサイズになった。これで1個10~15㎏位だろう。では持っていくか~と思ったら、「雪が解けるまでこのまま置いておけば」とありがたいお言葉。ご厚意に甘えさせてもらいました。
ちなみに、ここはカミさんの実家です。川内に行く時はいつも泊めてもらってます。
  
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土地探し
- 2014/03/16(Sun) -
例によってネットで検索、それにしても便利になったものだ。ネットが無ければ大変なところだった。
検索先は、田舎暮らし関係・住宅関係・ポータルサイト等。

福島県の浜通り地方の状況は、大変なことになっていた。原発事故の影響で、線量の高い地域に住んでいた方々が避難をされている。元々はお住まいの土地で、それぞれのお仕事をされていた訳だが、新しい仕事がある避難先となると都市部となる。浜通りで都市部となると「いわき」となる。そして「いわき」では土地の価格が数十パーセント上がった。物件数も限定される。結果、「いわき」は希望に合うような状況ではなかった。
その他平地のある海岸沿いは各種制限がありこちらも望みなしなので、いわゆる宅地という概念の土地はほぼアウト。

ある日、Yahoo!不動産で「こいつはいけるかも」物件を発見。面積:数万平米、地目:山林。一言でいううと「山」である。価格も数百万円なので、宅盤造成・進入路確保等をしてもなんとか可能性ありかと。山であれば木があるはずなのでストーブ燃料になる。ということで不動産屋さんにコンタクト。

不動産屋さんによると「土地代金の他に数百万円あれば住めるようになるだろう」とのこと。ならばということで土地の場所や現状などの詳細情報提供をお願いした。数日後に連絡をいただいた。Yahoo!不動産なので連絡手段はメール。期待を込めて開けてみると…またまたごめんなさいの文章が。

その不動産屋さんも知らなかったらしいのだが、詳細の確認中に土地の一部が「農地」として登記されていることが判明したそうだ。農地は農地法によって規制があり、宅地転用等について制限をしている。特に農業を志さない人間が宅地に転用することは、ほぼ不可能。なのでこの山は不動産屋さんの方から取り下げと相成ってしまいました。

さーて土地もない。困ったぞー。と思っていた矢先、ふと思い出した。田舎暮らし検討を始めた頃に見たサイト。原発事故の前が最終更新日になっているのだが、ここにはいくつかの土地物件が載っていたはず。そしてこの不動産屋さんは中古物件探しでもお世話になった所だ。
原発事故時に売れていなかった土地があって、その土地は「緊急時避難準備区域」。ということは今も売れていない可能性が高くて、不動産屋さんにコントクトもできる。さっそくコンタクト。

土地物件のいくつかは売主さんが販売をやめてしまったり、造成にそれなりの費用が必要となるが、「これはお勧めです。」と勧められた(不動産屋さんとしては当面塩漬けにしておくつもりだったようだ)のが一つあった。
面積:数千平米、地目:山林、価格:ン百万円也。地理的にも申し分なく、見学となった。

見学してみると、数百メートル先に人家はあるが、自分の土地からは他のお宅が見えない。南向きに宅盤が開けている。緩く南に向かって下っているので、水害が起こるような立地でもなければ、山が崩れるような立地でもない。木材として伐採した跡地のようで、「木」はあまりない。田舎物件の特徴で坂になっていたり、低い湿った場所(水が流れることもあるらしい)があったりで、数千平米の内、実際に使えるのは2/3といったところか?
線量計エアカウンターSで測ってみると、場所によって違いはあるものの0.2μSV/h前後、川内近辺では特に高い方ではない。年換算では2mSV程度なので、国の基準の1/10。
環境的にはなかなか良い。合格点だ。

さて、建物がお幾らかで、この物件買えるか否かが決まる所まできた。

建物については次の機会となりますが、来週は川内村に行きますのでお休みします。
もし読んでくれている方がいれば、ごめんなさい。
 
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作戦変更
- 2014/03/15(Sat) -
話は戻って、物件探しの続きへ。
7号物件までいったところで、ネタが尽きてしまった。物件はあるにはあるのだが条件が合わない。どう合わないかというと、予算・川内までの時間・物件の種類といったところ。種類という風に書いたが、古民家ならばあった。

古民家について調べたところを参考までに書いておきます。

古民家の場合、もともとの造作はしっかりしているので、リフォームすれば問題なく住めるようだ。但しそのリフォームがなかなか大変らしい。もちろんどこまでやるかによって全然違うのだが、ものの本によるとこんな点に注意が必要。
 1.土台  現在の家はベタ基礎が主流だが、古民家は束石が基本。基礎を作り直すこともありうる。
 2.傾き  建物が傾いている場合、垂直に柱を戻さなくてはいけない。
 3.防寒  最近の古民家はサッシは入っているものが多いが、それでも隙間風は相当なもの。また断熱材等は
        使ってないので結構寒い。
 4.水廻り これも工事が必要な場合が多い。トイレや風呂が屋外にある場合も。
ここら辺までを修理するのはプロにお任せするしかなく、結構な出費になってしまう。川内周辺は標高が500mから600mほど、東京育ちのドラ左エ門には寒さ対策は必須であった。古民家暮らしもなかなか趣はあるのだろうが…。
んーーーーと考えた末、趣よりも実を取ってしまいました。

そこで至った結論。「新築も視野に入れよう。」
その頃すでにGW前後、転居希望日まで1年を切ってしまった。このまま中古を探していても、いつになるか判らない。ならば夏ごろまでは、中古と新築の両面作戦でいき、中古が出てこなければ新築にすることに。
予算が限られているので小さな家になってしまうがやむを得ない。

ということで土地探し・建築屋さん探し・中古探しを並行で進めることなった。その後、条件に合う中古物件はなかったので、この先は新築に話を絞らせていただく。また土地と建物は並行して探していたのだが、話がややこしくなるので、別々に書いていきます。
 
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車探し~その2
- 2014/03/13(Thu) -
最終的には「ハスラー」と「キャリー」となったわけだが、実は新車を購入するつもりはなかった。
なので、まずはネットで中古車探しをしていた。

「ターボ付き軽」または「小型車」と決めた乗用車のほうは、いろいろある中で燃費の良いものに絞っていったんだが、中古車って結構高いことが分かってきた。当然安いものもあるのだが年式が極端に古い(=燃費が悪い)ものだったり、走行距離がとんでもなく多いものだったりする。
その中で比較的お得感があったのは、数年落ちの日産マーチ。数年落ちただけなのに、新車時の7割くらいの価格で出ていた。ま、これでいいか~なんて思ってたんだが、移住先の方からアドバイス。
中古車買うなら地元で買うべし!
万一の不具合やメンテナンスを考えると地元で買わないとリスクが大きいとのこと。
ここは貴重なご意見として、地元の中古車屋さんに絞って、ネットで調べると、「無い」。マーチもないがターボ付き軽もない。現地の中古車店に行って、足で探す手はあるが、東京住まいではなかなかそれも費用がかさむわけで、この方法は行き詰ってしまった。

並行して地元のディーラーさんにも探してもらっていた。
実は今回家を建てていただく「アーデンホームいわき」の社長さん(最初の登場が家の話でなくてすみません)のお友達にディーラーさんがいらしたので紹介していただいた。いろいろ調べてくれたようだが、やはり4WDの「ターボ付き軽」または「小型」となるとなかなか無いんだそうだ。それでも何とか1台見つけていただいたんだけど、走行距離が千キロ程度のほぼ新車の小型車なので、ハスラーより値段が高くなってしまった。
下駄代わりということとお値段から、ハスラーとなりました。ディーラーの営業様、お手間掛けまして申し訳ありませんでした。

次に軽トラ。こちらもネットで探したんだが、日々の利用であること、カミさん乗せての移動が多くなることから「デュアルエアバック」と「ABS」を必須とした。軽トラに「デュアルエアバックとABSを付ける」なんて物好きが少ないらしく、日本中探しても玉が少ない。まして地元でとなると全くない。ということで、乗用車より早く新車の方向となってしまった。

結局、軽とはいえ新車2台となり、予算を大幅にオーバーしてしまったが、長ーい目でみればオトクかもしれない。
と自分に言い聞かせている。

あとは前回記載の通りの理由で「ハスラー」と「キャリー」となった次第です。
 
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車探し~その1
- 2014/03/09(Sun) -
突然ですが、お題が変わって「車探し」。家のほうもまだ続くのだが、昨日契約を済ませたので、旬な情報ということで割り込み。

川内村という所は、公共交通機関があまりない。復興バスも走っているが本数が少なく、足となる車は必需品だ。車についての検討材料は以下の通り。
 ①日々の下駄代わりなので、燃費は大切
 ②働きに出ると、カミさんの足も必要なので、2台必要(ちなみにカミさんは移住後免許取得予定)
 ③東京に来ることもあるので、高速も走らなくてはいけない
 ④4WD必須
 ⑤薪集めを考えると、荷物も運ぶことがある
 ⑥インパネシフトまたはフロアシフト(酷道399号を、AT車であってもコラムシフトで運転したくない)
これらより一台は「軽トラ」、もう一台は「ターボ付き軽」または「小型車」に決定。

結果的にスズキの「ハスラー」と「キャリー」とした。それぞれの車についての「決定要因」をお話すると………
【ハスラー】
1.燃費     ターボ・4WDで25㎞/ℓは立派(田舎なので20㎞/ℓ位は期待できるかも、免税)
2.機能     ①前方車両との衝突回避をしてくれる(これからジジィになっていくし、カミさん若葉マークだし)
          ②滑りやすい急坂を自動でスピード制御してくれる(川内は凍った坂が多い)
3.最低地上高 18cmある(キャリーで16cm、除雪してない所でも少しなら走れそう) 

               ハスラー
 
【キャリー】
1.価格     2台買うからと営業さんにお願い、他社さんと比べてかなり頑張ってくれた
2.燃費     4WDで18.4㎞/ℓは、軽トラ中TOP?(15㎞/ℓ位は期待できるかも)

巷で話題のハスラー納期については、ディーラーさんの中で6ヶ月ほど先(といわれているらしい)だが、なんとも約束できかねる、ヘタするとさらに先なんてことも考えられる、そうだ。
スズキさんも5月から14千台/月に増産すると言っているし、そこに期待することとした。キャリー1台あれば、当面はなんとかなる。

ついでに書いておくと、スズキカードに加入した。このカードあまり知られていないがかなりお得なクレジットカードだと思う。(株)セディナが発行しているのだが「お油割くん」という複雑な?サービスがある。エクセルで計算してみたら、最大還元率が1.8%にもなる(MAX3,000円/月)。通常のポイントは0.5%だし、給油カードでも10円値引きとして100ℓ/月入れても1,000にしかならない。ドラ左エ門が普通に使っている場合でも、このカードの方がオトクと思う。
  
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中古物件探し~その6
- 2014/03/08(Sat) -
第7号物件。

そろそろ調べておいた物件が底をついてきたので、更にグリグリとネットで検索。やっと1件発見。全国サイトや田舎暮らしサイトに紹介がなく、地元の不動産屋さんのHPにヒョッコリ載っていた。
3DKで土地は数百坪、なんとか距離的にも合格かと思い見学申し込み。ちなみにお値段的には超激安!(まだ築20年程度、一般に言う古屋ではありません)

この物件も少し好みに合わせてリフォームが必要(ダイニングと部屋をつなげるとか、収納を増やすといった程度)だが、物件が激安だったので当初予算でもかなりお釣りがくる感じ。ちょうど頃は現地では桜の季節、見学当日は地区の方々が集まって、恒例の「花見」とのこと。
また、オーナーさんは山も持ってらして合わせて売ってもよいとのこと、山って安いんですね! 東京人にはビックリ価格です。山があれば薪ストーブの燃料にも事欠かないので、願ったり叶ったり。

で、この物件を買わなかったわけは、なんとか川内まで1時間でいけるかと思っていたが、予想以上に細い、クネクネ道を走らなくてはならなかった。結果、平均速度がガタ落ち、雪のないシーズンで1時間が必要だった。

ちなみに、最近の田舎の道は結構きれいにできている。場所によっては国道よりも立派で、交通量も少ない。交通量が少なければ信号もいらなく平均速度は相当早くなる。でも昔の田舎道だとこうはいかない。カーブは急で道は細いので、いつ対向車が現れるか予想がつかない。なのでスピードも出せないし、道幅が狭いからすれ違いもできない。よって平均速度はガタンと低下する。残念だがこの物件は昔の田舎道をそれなりに走らなければ到着できない所にあった訳だ。

うーん。あと一歩の所までは行くんだけどなぁ。

【ここでのお勉強ポイント:時間は距離と比例しない】
  
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中古物件探し~その5
- 2014/03/02(Sun) -
第6号物件。
これも当初から公開されていた物件であったが、後回しとしていた。
理由は二つ。5号物件ほどではないが少々当初予算オーバー(まあ生活設計の範囲内)であることと、土地が少し狭い。
狭いといっても300坪ほどあるが、2号物件でも触れたとおり「坂になっていたり、土手になっていたり」といった部分に取られてしまう。
この物件の良いところは4LDKと家が広いこと、そして有名プレハブメーカーの建物であるため、地震等にはめっぽう強いと思われる。

見学させていただいたところ、環境はなかなか良い。集落の中に立地しているが、隣家と程よい距離が保たれている。見学当日は、数件先のお宅で炭を焼いていた。
建物本体の痛みはほとんどなく、多少の汚れ程度。プレハブなので間取りの変更も容易とのことであり、薪ストーブの設置もOK。
土地は法面と道路から建物までの進入路にそれなりの面積をとられていたため、実効200坪に欠けるか? これでも菜園スペースと車数台は十分おける。山の北側の緩斜面に立地していたので、日当たりも気になっていたが、これもクリア。川内村にも比較的近い。

ということで、この物件何の問題もなかった。このまま何もなけれは、少しリフォームして住むことになっていたはずだ。ところがドラ左エ門が見学を申し込んだ時にはライバルもなかったのだが……、その後別の方が見学を済ませたが、まだ決定はしていない状況とのこと。一般的に不動産物件は早いもの勝ちらしく、見学日にドラ左エ門が決定すれば、そのようになっていた。ところがなかなかどうして。

不動産屋さんによるとこんな話だ。
見学者の方は東日本大震災の被災者らしい。現在ご主人が福島県の太平洋側に単身赴任、ご家族が奥様の実家(東北の日本海側)に避難中であるそうな。もう震災から2年経つのでなんとか状況を打破すべく新居を探しておいでになる。見学時に奥様とお子様の一人は大変気に入っていたが、もう一人のお子様が反対し、現在家族会議中、というのがドラ左エ門見学日の状況。

まさかこの状態で、「買います!」とは言えないドラ左エ門でした。不動産屋さんに、家族会議の結果を教えて下さいとお願いし帰ってきました。

【ここでのお勉強ポイント:良い物件は足が速い(再掲)】
【ここでのお勉強ポイント:田舎暮らしはドラマチックなことがありうる(再掲)】
 
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中古物件探し~その4
- 2014/03/01(Sat) -
第5号物件。
前から気にはなっていた物件だった。
土地は数千坪、2LDKだが、収納スペースをたっぷり作ってあるのでかなり広い。築年数も浅く離れ?というか作業小屋とういうかも設置してある。
気にはなっていたのになぜ後回しにしていたかというと、お値段がチト高い。お支払いできなくはないのだが、まだ退職後いろいろ未確定の部分もあり、この時点での出費は極力抑えたいところだ。家はそろえたが、生活費が無いのでは何のための田舎暮らしか判らない。
なかなか希望物件がないので、条件を広げて探さなくてはいけない時期かと。ということで見学させていただいた。

さすがにお値段もワンランクUPしただけのことはある。多少好みにあわせて手を入れる必要はあるのだが、文句のつけどころが無い。話によると、オーナーさんはここに定住していたが、原発事故で移住仲間と一緒に他の土地に移ってしまったそうだ。
さて物件は問題ないが資金的に不安が……、ということで恐る恐る不動産屋さんに「お値段なんとかなりませんか?」と尋ねてみた。するとなんと予期しない答えが……

「実はオーナーさんとこの間お話しまして、値下げの了解をいただきました。●●円でどうでしょうか?」

提示いただいた金額は、当初の予算からはかなりオーバーだが、生活設計が成り立つ範囲。物件の程度や他の物件が乏しくなってきた今としては、「これで決まった」と思った。あまりに思いがけなかったので冷静にならなくてはと思い、不動産屋さんには、かなり気持が前向きな旨をお伝えし、後日回答させていただくこととした。

東京に帰ってカミさんとも「この物件で」ということに。そうした矢先に不動産屋さんから連絡があった。

「オーナーさんが値下げはダメと言ってきた。申し訳ない」と。

え、ええええええええええええええええええええええええええええーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
な、何これ! こんなドラマみたいなことアリィ?
嘘でしょーーーー。
とはいっても、冗談でこんなことを言ってくるはずはなく、夢の泡と消えてしまった物件でした。

【ここでのお勉強ポイント:田舎暮らしはドラマチックなことがありうる】
 
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